今回はビジネスマナーの基本となる席次について紹介します。
新社会人のみなさんはビジネスマナー研修などで習ったばかりで記憶に新しいかもしれませんね!
逆に20代後半などの中堅社員の方が、すっかり記憶から抜け落ちているかもしれませんw
今一度、振り返って確認してみましょう!
席次とは
席次とは、誰がどこに座るかを決める席の順番のことです。
会社にも役職があるように、部屋やエレベーター、車や新幹線、その他の色々なものにもそれぞれ席次が決まっています。
上座や下座と呼ばれます。
上座とは
上座とは、その空間で最も良い席のことです。
つまり、1番安全で快適に過ごせる席です。
お客様や、上司、年長者の方など、偉い方、敬うべき方から座るようになっています。
下座とは
下座とは、上座の逆です。
お客様を迎え入れている側の人や、役職の下、年齢が若い方などが座ります。
基本的な席次の考え方
席次は、その部屋の形や状況などによって変わりますので、100%これが正解というものではありませんが、基本的な考え方は決まっています。
いくつかレイアウトに応じた席次を見ていきましょう。
会議室の場合
いわゆる「お誕生日席」と呼ばれる席が「上座」となります。
ちょっと意外!
と思う人もいるかもしれませんね!
通常は①の席に議長が座って進めていく感じですね!
応接室の場合
応接室では、この場合は長椅子の奥が上座となります。
但し、3人がけの場合は、①と②が入れ替わり、真ん中に最上位の人が座り、続いて奥、手前という順になることもあります。
エレベーターの場合
エレベーターでは、若手が操作盤の前に立ちます。
その後ろが最上位の人になり、横の奥、手前という順になります。
あなたが最も若い場合は、先輩や上長に操作盤を操作させないようにしましょう。
タクシーの場合
タクシーの場合は運転席の後ろが最上位の席となります。
もちろん状況によって必ずしもそうだとは言えませんが、車が事故にあった時に、最も安全である可能性が高いのが運転席の後ろだと言われています。
反対に最も危ない席は助手席になるので、一番若手が助手席に座ります。
新幹線の場合
新幹線の場合、2人席の時は窓側が上座、通路側が下座となります。
向かい合わせの4人ボックス席にした場合は、進行方向を向いている窓側が上座となります。
ここでは進行方向の逆向きの窓側を2番としていますが、「進行方向と逆になりますがよろしいでしょうか?」などと、一言確認しておくと良いですね。
場合によっては、②と③が入れ替わることもあります。
まとめ
基本的な考え方や気遣いができていれば、その時の状況や相手の方の好みなどで席順は臨機応変に対応できれば良いと思います。
相手が快適に安全に過ごせることが大切です。
お客様や上司と仕事をする上で、失礼のないように予習をして対応していきましょう!
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