【齟齬・査収・失念】ビジネスで使う言葉の意味と例文

【齟齬・査収・失念】ビジネスで使う言葉の意味と例文

【齟齬・査収・失念】ビジネスで使う言葉の意味と例文

今年の新卒の子たちが実際にお客様とメールのやりとりなどを開始してから質問が増えるようになりました。

すいません・・・これなんて読むのでしょうか?
どういう意味でしょうか。。。

なるほど!

まず自分でさらっとコピペして調べるってことをしないのね!w

と思いながらも、その場で簡単に説明して、それから自分でも調べてもらうようにしています。

自分が新卒の頃を思い出しても、確かに初めて見るような言葉が多くて調べて覚えた気がします。

ビジネスでは学生では全く使わないような言葉が飛び交いますねw

例を挙げたらきりがないですが、一部だけでも紹介しますので、これから社会人になる方や、20代前半の若手でフレッシュな社会人の方は是非覚えてみてくださいね!

それではいくつか紹介していきます!

齟齬の読み方、意味、例文について

 
これは読めても書けないという人が多いと思いますw

漢字 齟齬
読み方 そご
意味 物事がくいちがって、意図した通りに進まないこと。また、そのくいちがい。
例文 A社とB社の認識に齟齬があるようです。

 
この言葉には相手を責めるようなニュアンスも含むので第三者の立場として使う方が好ましいです。

悪い例)
齟齬が生じたので、また別の機会にお願いします。

取引先との商談がまとまらずにお断りをする場合にこのように言ってしまうと、なぜこちらが提示した条件を受け入れてくれないのかなどと暗に責めていると受け取られる可能性もあります。

良い例)
御社とA社の間で、認識に齟齬があるようですね。

A社とB社の間の仲介業者などで、第三者として使うようなケースでは問題ないですね。

使い方ひとつで相手に不快感を与えてしまう可能性のある言葉ですので、気を付けましょう。

査収の読み方、意味、例文について

 
人によっては意味を理解せずに乱用している可能性もありますね。

私の職場にも、全く理解しないまま乱用している人がいますw

漢字 査収
読み方 さしゅう
意味 金品・書類などを調べて受け取ること。
例文 ご査収ください。

 
査収とは「よく調べて受け取る」という意味です。

ビジネスメールなどでは

ご査収ください。
ご査収くださいますようお願い申し上げます。

などと使われていますね。

言葉の意味の通り、「よく調べて(確認して)受け取ってください」という言葉なので、受け取るもの(書類・資料)がある前提です。

何も無いのに

「ご査収のほどよろしくお願いします。」

などと送ってしまうと、受け手は

「何を確認すればいいの?」

となってしまいます。

また当然無理して使う必要はないので、

「資料を添付しましたので、ご確認よろしくお願いします。」

でも十分ですね!

失念の読み方、意味、例文について

 
社会に出たら、すぐに覚えておきたい言葉ですね!

漢字 失念
読み方 しつねん
意味 うっかり忘れること。ど忘れ。物忘れ。
例文 申し訳ございません。失念しておりました。

 
失念は、忘れてしまった、無くしてしまったことを謝罪する時に使える言葉です。

人間なので、誰でも忘れてしまったり、無くしてしまったりすることはあると思います。

当然、そうならないように行動することが大事ですが、万が一なってしまった場合、謝罪をするのが当然です。

例えば午前中にお客さんに電話すると約束していたのに忘れていて、夕方にかけた場合、

「申し訳ございません。午前中のお電話の約束を失念しておりました。」

と、謝罪するようにしましょう。

「約束をうっかり忘れていました。」

これでは、ビジネスで使う言葉としては不適切ですよね。

「約束を失念しておりました。」

しっかりと謝罪の言葉と一緒に使うようにしましょう。
 

まとめ

今回は【齟齬・査収・失念】の3つの言葉について紹介しましたが、いかがでしたか?

今まで曖昧だった~という人も、今回の記事を読んで正しく理解して使っていただけたら幸いです!

新卒の子から質問されたり、教えていくたびに、「ビジネスで使う言葉の意味と例文シリーズ」は記事をアップしていこうと思います!

次回がいつになるかは未定ですが楽しみにしていてくださいね!

 

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