食事のマナーについて(和食編)

食事のマナーについて

本日は、食事のマナーについて少しお話したいと思います。

社会人になってから上司や取引先などとの食事の機会が増え、時には普段は行けないようなちょっとした高級店に連れて行ってもらうことも・・・

そんな時に恥ずかしい思いや失敗をしない為に、いくつか紹介します。

今回は一般的な食事会で出される「会席料理」を中心にお話します。

みなさんが普段から正しく行えているものはいくつあるでしょうか。

是非数えてみてくださいね!

おしぼりについて

おしぼりにも使い方があります!

①右手で取り、左手に持ち替えます。
②丁寧に開いて両手を拭きます。
③拭いた部分を内側にしてたたみ、元の位置に戻します。

なんと、こんな作法だったんですね!

NG①:顔や体を拭く
おしぼりは手を拭くための物です。その為、顔や体などの他の部位を拭くことはマナー違反とされます。
食事中に口を拭くこともNGです。

暑い日など、冷たいおしぼりで顔を拭いてしまう男性陣は多いのではないでしょうかw

NG行為ですので、これからは控えましょうw

NG②:テーブルを拭く
テーブルの汚れや、グラスの水滴などもおしぼりで拭いてしまいがちですが、もちろんこれらもNGです。
あくまでおしぼりは手を拭くための物です。

こちらもついついやってしまいがちですが控えましょう!

箸について

箸にも取り上げ方があります。

①右手で箸の真ん中あたりを持ちます。
②左手を箸の左側に下から添えます。
③右手を横に滑らせて手を返して箸の下に入れ、1/3あたりを指先で持ちます。
④左手を外して、正しく箸を持ちます。

箸を持つだけでこれだけの動作があるとは驚きですね!

割り箸を割る場合は左右ではなく、箸を横にして膝の上で上下に割ります。
左右に割ると、隣の人に肘が当たってしまう恐れがあるためです。

また、箸にはたくさんのNG行為があります。

箸のNG行為

返し箸
箸をひっくりかえして持ち手の方で料理を取ること
刺し箸
料理に箸を刺して食べること
探り箸
器の中で箸を使い食べたいものを探すようにして混ぜること
迷い箸
箸を出しながら、料理の上でどれを食べるか迷うこと
寄せ箸
箸を使って器を自分の方に寄せること
渡し箸
箸置きを使わずに小皿などの上に箸を置くこと
移し箸
同じ料理を他の人と箸で持つこと
ねぶり箸
箸を口の中に入れて箸先を舐めること
もぎ箸
箸についたお米などの食べ物を口で取ること

いくつかやってしまったことがある方もいるのではないでしょうか。

また、気を利かせて箸をひっくり返して料理を取り分ける方もいますが、こちらもNGですので気を付けましょう。

小皿や小鉢の上に箸を置いてしまうことなどはよくありますが、箸置きをしっかりと使わないといけませんね!

蓋つきのお椀について

お椀にも作法があります。

①左手をお椀の縁に添え、右手で蓋をつまんで静かに持ち上げます。
②蓋の内側の水滴は器の中に落としてから開けます。
③左手を添えて蓋を裏返します。
④器の外側に蓋を置きます。(器が右側にあれば、その右へ。器が左側にあれば、その左へ。)

いつも蓋の内側の水滴が垂れないように素早くひっくり返していましたが、これからはゆっくり開けて、器の中に落とすようにしますw

お椀を持つ時の箸の取り方

お椀を手で持って食べることがあると思いますが、その際の箸の取り方はこちらです。

①お椀を両手で持ち上げ、左手で持ちます。
②右手で箸を取り、お椀の底の高さまで箸を持ち上げます。
③お椀を持っている左手の指で箸を挟みます。
④右手を返して正しく箸を持ち、左手をの指を離します。

なかなかここまで丁寧にやる機会は多くないですが、覚えておきましょう!

焼き魚の食べ方

焼き魚を綺麗に食べれる人と、上手く食べれない人、いますよねw

私は苦手ですw

焼き魚は次の手順で食べると上手くできるようです!

①頭側の上から箸をつけて、尾に向かって左から右に食べていきます。
※魚は頭が左側にあります
②上半分を食べ終えたら左手で頭を押さえて骨と身の間に箸を入れて骨を外します。
③外した骨をお皿の奥に置いて、下半分の身を左から食べます。

焼き魚を綺麗に食べることができる人はきちんとした大人のイメージがあります。

最初は慣れないかもしれませんが、何度か食べているうちにできるようになりますので、チャレンジしてみてください!

これって実はマナー違反

多くの人が上品だと思ったり、実用性も兼ねて左手をお皿の代わりに食べ物の下に入れて口元に料理を運んだりすることがあると思います。

実はこの手皿はマナー違反です。

一口で確実に収まる少量を箸で取るようにしましょう。

ただ、多くの方はたとえ少量であっても、万が一、箸からこぼれた時の為にやっているのだと思いますがw

まとめ

ここで紹介したこと以外にも、細かく突き詰めていくとさらに多くの作法が存在します。

全部を理解して行うことは難しいと思いますが、ある程度のことだけでも知っている方が良いでしょう。

少しでも皆さんが食事のマナーについて興味を持って頂けたら幸いです!

 

マナーカテゴリの最新記事